掃除ができない私が、物を減らす決心をした理由

10代の頃は部屋づくりが大好きでした

好きだったんです、インテリアが。


10代の頃は月に一度、模様替えをしたり配置を変えたりして、部屋を自分らしい空間に作り変えるのが楽しみでたまりませんでした。
雑誌を読みあさって、「いつか部屋づくりに携われる仕事をしたい」なんて夢まで抱いていたくらい。


社会人になって、いつの間にか部屋は
“通り過ぎるだけの場所”に

でも社会人になってからは、仕事も遊びも夕飯もスマホも…毎日がフルスロットル。
部屋は寝るだけの場所になり、掃除も気にする暇もなく、気づけばほこりだらけの空間を見て見ぬふりする日々。
帰ったらスマホゲームを延々とやって、テキトーにご飯を食べて、風呂に入って寝る。
それだけを続けたある朝、ぼんやり思いました。
――「このままの私で、大丈夫かな」


そして自分に問いかけた
「どうすれば掃除できる人になれるのか?」

思い出したんです、本当に好きだったことを。
私は、部屋を整えて、掃除して、模様替えして――そんな暮らしを心から楽しんでいた人間だったはず。

でも、今は掃除すらできない。
自分に問いかけた答えは、案外シンプルでした。
「掃除したくないわけじゃない。物が多すぎてやる気が出ないし、ただめんどくさいだけなんだわ。」

さらに自問自答し続けました。
「じゃあ、どんな部屋なら私は毎日掃除したくなる?」
その答えは迷わず浮かびました。
「何もない空間。床と壁を拭くだけの部屋なら自分にもできるよ。」

「じゃあ、そういう部屋に住めよ!」


そこから始まった迷いなき実


初めに自分の現在の部屋での行動を書き出しました。

「寝る・着替える・化粧する・スマホ触る」これしかやっていなことに気付きました。そして現在の生活に必要なことだけ残して、それ以外の物は全部捨てる。

正直、社会人になってからというもの、新しい習慣を取り入れようとしてもなかなか身に付かず挫折を繰り返す毎日です。

そう決心し、行動しました。


それから毎日、仕事を終えた帰宅後2時間、片づけという名の大掃除を続けました。

1週間かけて、捨てた量は120kgでした。

新しく始まった、暮らしと心の変化

物が減って初めて、
窓を開ける気持ちよさや、空気の流れを感じる心地よさに気づきました。

掃除機を出すのは面倒で、物をどかすのも億劫で・・・。そんな自分でも毎日クイックルワイパーで拭くだけなら続けられる。
床はいつもさらっと心地よく、居心地のいい場所に戻りました。

そして、
探し物しない、どこに何があるか一目でわかる安心感。
腰が重くならない自分。
「めんどくさい」が消えて、「やってみたい」が増えていきました。

物を減らしたことで、部屋と同時に、私自身も軽くなれたような気がします。

最後に、問いかけをあなたに

私が一番強く感じたことは、**「誰かの真似をするのではなく、自分に問いかけることの大切さ」**でした。

「どうすれば毎日掃除したくなる?」「私はどんな部屋なら心地いい?」
そんな問いかけから見つかる答えこそが、あなたの暮らしを変えるきっかけになるんじゃないかなと思います。

もし今、部屋も気持ちもごちゃついているなら――
ちょっと立ち止まって、自分に聞いてみてほしい。
「私が一番心地よく過ごせるのは、どんな部屋だろう?」

そう考えるだけで、次の一歩が見えてくるかもしれません。

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