片付けを始めようと思ったとき、私が最初に手をつけたのは「服」でした。
実はこれが一番ハードルが低くて、しかも効果が大きい場所だったのです。

1. 1年以上着ていない服
クローゼットを開けると、「またいつか着るかも」と思って取っておいた服がたくさんありました。
でも、正直に振り返ると、その「いつか」は1年以上訪れていませんでした。
「1年以上着ていない服は、この先も着ない」──これはよく聞く基準ですが、実際にやってみると本当にその通りでした。
2. サイズが合わなくなった服
「痩せたら着よう」と思っていた服もありました。
でもそれは「未来の私」に託しているだけで、今の私の生活には必要ありません。
痩せたらまた新しい服を選べばいい。そう思えたら、気持ちがとてもラクになりました。
3. もう着ないと判断した服
安く買ったけれどもう着たいと思えない服もありました。
「いつか部屋着にしようかな」とか、「何かに使えるかも」と思って取っておいたけれど、結局使う場面は来ませんでした。
結局、「今の生活で使っていないものは、もう必要ない」と判断できたのです。
服を減らして気づいたこと
服を減らすと、毎日の選択がぐんとラクになりました。
1週間分のコーディネートができるくらいの量があれば十分。むしろ、今は毎日同じような服を着ていても、誰からも何も言われません。
「少ない服でも困らない」という経験は、次の片付けにもつながる大きな自信になりました。
おわりに
私にとって服を手放すことは、「今の生活を大切にする」ことでした。
未来の自分や、誰かの目線を気にして持ち続けていた服を手放すことで、ようやく「今の自分が快適に過ごせる部屋」をつくる一歩を踏み出せたのです。
みなさんのクローゼットには、「いつか着るかも」と思っている服はありませんか?
その「いつか」を待つより、今の生活に合った服だけを残すことで、毎日の暮らしが驚くほどラクになるかもしれません。
