片付けを始めたとき、一番つらかったのは「これはまだ使えるし…」という気持ちでした。
洋服、雑貨、家電――壊れてはいない、でもほとんど使っていない。そんな物が山のようにあったのです。
「もったいない」「いつか使うかもしれない」
そう思って手を止めるたびに、結局また元に戻ってしまう。
でもそのとき立ち返ったのが、自分が最初に決めたテーマでした。
私は“毎日掃除できる部屋”を目指している。
この言葉を思い出すと、迷っていた気持ちに答えが出せるようになりました。
② 私が選んだシンプルな基準
片付けの途中で私が気づいたのは、片付けを成功させるためには自分なりの「判断基準」を決めておくことが大切だということでした。
人によっては「ときめくかどうか」で選ぶ人もいるし、「値段の高かったものは残す」とする人もいます。
でも私にはそれがしっくり来ませんでした。
私が大切にしたのは、とてもシンプルな基準。
「今の生活で使っているか、使っていないか」
それだけです。
壊れているかどうかではなく、
いつか使うかもしれないという未来でもなく、
“今”の生活に必要かどうか。
そこを基準にしたら、迷う時間がぐっと減りました。
「最近使っていないものは、今の自分には必要ない」
「使っていないなら手放す」
このルールで判断することで、片付けはどんどん進みました。

③ 片付けの先にあった変化
基準を明確にしたことで、片付けが一気に加速しました。
物が減ったことで、掃除のハードルが一気に下がったんです。
掃除機を出すのも面倒じゃなくなり、クイックルワイパーで床を拭くだけでも気持ちよさを感じられるようになりました。
さらに、探し物をする時間が減り、どこに何があるか一目でわかるようになりました。
結果的に、以前よりも行動的になって「めんどくさい」と感じることが少なくなったんです。
④ 読者のあなたへ
片付けをしていると、誰でも「これはまだ使えるし…」という迷いに直面します。
でも大切なのは、誰かのやり方をそのまま真似することではなく、自分に合った基準を持つことだと思います。
私にとっての基準は「今の生活で使っているかどうか」でした。
それを軸にしたからこそ、迷わずに手放せて、部屋も気持ちも軽くなりました。
あなたなら、どんな基準なら無理なく続けられると思いますか?
ぜひ一度、自分に問いかけてみてください。

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